こんにちは、今回は大学受験における推薦入試のメリットについて書きたいと思います。
AO入試を受けるか受けないかについて悩まれる方は多いかもしれません。私も慶應のFIT入試と一般入試の兼ね合いやAOを受けるか受けないかについてずいぶん悩みました。
結論から言うと、自分が行きたい大学が推薦入試の形態を取っているのであれば受けてみることをお勧めします。
推薦入試の一番のメリットは早期に大学受験から解放されることだと思います。
しかし、受けてみて分かったのは、学校の先生が教えてくれなかっただけでAO入試や自己推薦、推薦入試には上記の他にもかなりメリットがあることです。
合格者数の数字を一枠でも増やしたい予備校や高校の先生には不都合な話かもしれませんが、私は目的を持って勉強をする人の味方なので大人の事情は無視して(笑)現在大学入試において悩まれている方のために書きたいと思います。
論文の練習になる
推薦の形式にもよりますが、自己推薦やFIT入試、AO入試では作文を提出しすることが多いです。
作文なんて書いる暇があれば一般入試の勉強をしたいところですが、作文を書くことで論文を書く練習になります。
たとえ高校を卒業しても大学では高校生の頃よりもはるかに多くのレポートや論文を書かされることになると思います。また、就活においても自己分析能力や文章作成能力は必須です。
自分とはどういう人間か、どうなりたいかを分析して文章にすることは、大学入学後に待ち受けているであろう試練(レポート、論文、ES等)を上手く乗り越えるためにもとても有用だと思います。
資格試験などを受ける場合はなおさら論文の練習をすることが必要ですし、一般入試でも小論文を書かせる大学もあります。推薦の対策もできて、一般の対策にもなるし今後の資格試験合格への第一歩にもなると考えます。
大学受験をしている時は大学に合格することで頭がいっぱいなのでそんな余裕はないと言いたくなるかもしれませんが、その後の人生を考えるとメリットがかなりあるので是非興味のある方は推薦入試にチャレンジしてみてほしいと思います。
自分のための時間が増える
合格すればの話になりますが、一般入試ルートを回避すればその分自分の好きなことに時間を使えます。遊ぶために合格するのか!不純な動機だな!と思われるかもしれませんが、しなくていい苦労はしないに越したことはありません。一般入試は正直言ってとてもしんどいので、推薦で行きたい大学に行けるならその方がいいと私は思います。
また、海外にはギャップイヤーという、自分の進路が決まったあともすこし時間を取って人生でやりたいことについて考えさせる制度があります。大学合格後に、本格的に人生の進路を考えるにおいて自分の将来のために十分時間を作って考えることが必要だからこそ推薦で合格をもらっておいて人生について考えることが可能になります。人生においてこういう時間は必要だと思います。
面接の練習になる
推薦入試の形態によりますが、面接がある入試の形態は少なくないと思います。面接はいくら練習してもいいくらい場慣れがものを言うので、高校生のうちから自分よりずっと年上で、ずっと偉い立場にある人と話して緊張しない方法や受け答えの練習をしておくことは間違いなく今後に役に立つと考えています。
何度も言うようですが、受験は手段であり、ゴールではありません。大学入学後には就活やゼミでの面談や面接が数多く待ち受けていると思われます。受験期の大事な時期ですが、面接の練習も今後かなり大事になってくるし、合格できればもう一般入試の勉強から解放されると思えばメリットがあるのではないでしょうか。
失敗したとしてもダメージは少ない
何かに挑戦する時に失敗するリスクはつきものですが、AO入試の場合、一般の対策と並行すれば問題なしと考えます。推薦は枠が狭いので失敗する可能性もありますが、成功すれば早めに受験を終える事ができるし失敗しても今まで推薦入試のためにあてていた時間を一般入試の勉強の時間にすればいいだけだと思います。
確かに、受験期に一般入試の勉強の時間を推薦に取られるのは嫌と考えるかもしれません。これは人によるかもしれませんが、私の場合は推薦にあてている時間に何のために大学に行くのかという目的について考えさせられ、一般入試の勉強のモチベーションアップにつながりました。時間を決めて、午前は推薦入試の対策、午後は一般入試の勉強とスケジュールを立てたりすることで時間を区切ってメリハリをつけて勉強することができ、精神的にもとても良かったと思います。
ということで、今回は推薦入試のメリットについて書きました。
誤解を招いてはいけないので書かせて頂きますが、私は一般入試が悪いとか、推薦が良いとか言うつもりは一切ありません。受験は手段なので、ゴール(目的)にたどり着ければ本当に何でも良いと思います。また、私はこれを読まれている方の親でも先生でもないため、入試の受け方を指図する資格は全くありません(本当のことを言うと親や先生でもそんな資格はないと思います)。
ただ、個人的には推薦入試はお得な試験だし自分も推薦入試で合格できてとても良かったと思うので、少しでも参考になればと思い記事にまとめてみました。
推薦を受けるとなると高校の先生や予備校の先生の中にはかなり渋る方もいるかもしれませんが、色々な試験の受け方があっていいと思うので、非協力的な人の言葉は独りごとだと思って適当に流しましょう!
皆さまの幸運をお祈りしています!

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