こんにちは、前回の記事ではFIT入試で嫌だったことの話をしました。今回は嫌だったことをどうやってプラスにしたかについて書いていこうと思います。
前回の記事であげたFIT入試で嫌だったことは
①書類作成が面倒
②この時間があれば一般入試の勉強に充てたい
③周りの大人の協力が得られない
でした。これをどうプラスにしたのか書きます。
①について、前回の記事で書いた通り、かなりの準備が必要です。なぜ法学部を目指すのか、将来どうなりたいか、自分の得意は何か等をストーリーにして書くので、これが楽なはずがありません。
しかし、この書類が私は後の人生で信じられないほど役に立ちました。
まず、入学後、サークルの入会や新しい出会いの時になぜ慶應に入ったか等話す機会があります。私は考えすぎてしまうタイプなのでそういう時うまく言葉にすることができませんが、FITの書類の内容について頭に入っていたのでそれを適当に話してなんとかなりました。
そして、大学3年生になると大体の学生がゼミに入りますが、人気のあるゼミには大抵入ゼミ試験というものがあります。この入ゼミ試験ではなぜそのゼミに入りたいか、どうして法学部に入ったか、どんな人間になりたいかということが聞かれることが多いですが、なぜ法学部がいいか、どんな人間になりたいかはFIT入試で考え抜いているので少し付け足すだけで済みます。わざわざ書類を一から作る手間が省け、他のことに時間を当てることができました。
実際私はゼミの志望動機以外、自分について語る部分はほとんどFIT入試の書類をコピペして出し、無事第一志望のゼミに入ることができました。
そして、法学部を卒業後の進路において、就職、大学院への進学があります。私はロースクールに入るルートを辿った人間ですが、ロースクール入試の際も大体同じようなことが聞かれます。恐らく書類選考でなぜ法曹になりたいのか、どんな人間になりたいか、という内容について書かされることになりますが、これもFIT入試の書類を元にして改訂をしていけば大分楽になります。
就職でも同じです。なぜ法学部に入ったのか、その就職先でしたい仕事と自分の動機を結び付けて答えないといけません。そこでFIT入試の書類という形で、ある程度高校生の時自分の思考回路を残しておくとなぜ法学部を選んだのかということを思い出すことができます。
つまるところ、遅かれ早かれ人生において、なぜそこの大学、学部を選んだか、どんな人間になりたいのか、自分の魅力は何かについて考えて人に分かり易く説明しなくてはならない局面に出会います。
もちろん人間ですから心境の変化があり、動機の変遷があることも考えられます。しかし、変遷があった場合はその都度改訂を重ねていけば良いし、その軌道を残しておくことも大切です。
また、早いうちに自分という人間について分析し、どうなりたいかの将来像について考えることは必ず自分の力になると思います。
ですので、大変かもしれませんが①のデメリットをプラスにする勢いで書類の作成を頑張ってください!
②については、一般の勉強に響くかもという心配があるかもしれませんが、私は逆にメリハリがついて集中できました。
なぜ大学に行くのかよくわからないままがむしゃらに勉強をするよりも、明確なビジョンを持った方がやる気も高まりプラスな気持ちになれたからです。また、時間を決めて、午前は書類、午後は一般入試の勉強とスケジュールを立てるのも戦略としてはありだと思います。やり方は人それぞれなので、ご自分に合ったやり方で挑戦されることが最善であると考えます。
③については、これはプラスになったとは言えませんが、とりあえず後の人生において貴重な経験になりました。もちろん喜んで協力してくれる先生方もたくさんいらっしゃったので、その方には恩師として深く感謝をしています。今でも忘れていません。それと共に、一番辛いときに足を引っ張ってきた大人については顔と名前を記憶に刻み込んで怒りのパワーで前に進むことを覚えることができました。
ということで今回はFIT入試で嫌だったことをどうやってプラスに変えたかの話を書きました。
次に何を書くかまだ考えていないのですが、FIT入試についてのリクエストや、頭に浮かんだことがあれば書きたいと思います。質問、リクエストがありましたら是非お問い合わせ下さい!

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