こんにちは、Pink Hedgehogです。
先日司法試験の合格発表がありましたね。
実は私Pink Hedgehogも一度司法試験に不合格になったことがあります。
不合格になった日の事を思い出すと、今でも胃の中に氷水を流し込まれたような重さと暗い穴の中に落ちていくような絶望感を思い出します。
ただ、次の試験を受ける方は落ち着いたらまた対策を始めなければなりません。
今回は一回目に司法試験が不合格になった私が二回目合格のために試験結果発表後に何をしたか書いていきます。
私の場合は短答式試験ではなく論文式で不合格になったので、とりあえず論文式で不合格になったときの対策を書こうと思います。(短答式の対策についてはこちら。)
敗因分析
本当につらい事ですが、今回司法試験に合格できなかったのには理由があります。
論文で不合格になった方は、なぜ不合格になってしまったかを分析する必要があります。敗因を分析しないでもう一年勉強してもまた同じところで躓いてしまう可能性があるからです。
自分の中で不合格になった原因として思い当たることを紙に書いてみて起案の度に振り替えると同じ失敗は防げると思います。
そうは言っても敗因分析とはどのようにすればいいのか。
論文では時間が足りなくなった、論点を落としていた、論文の書き方に問題があった等いろいろ原因が考えられます。
時間が足りなくなり途中答案になった人は、どうして時間が足りなくなったのか考えてみるとよいです。答案構成に時間をとられすぎた結果時間が足りなくなった場合には論点を見つけ出す力や構成力に敗因があるのかもしれません。そうでないなら筆力や文章を省略するテクニックを磨く必要があるかもしれません。
論点を落としている場合は過去問の分析やインプットアウトプットが不足しているのかもしれません。
論文の書き方について問題がある人は三段論法を心がける等もう一度文章力を見直した方が良いのかもしれません。
しかし、何が悪かったかわからない場合もあると思います。私もそうでしたし、それは当然の事だと思います。司法試験においてふざけて答案を書く人はおらず、皆全力で最善のものを作り上げているはずだからです。一番正しいと思ったやり方で起案をして必死で取り組んでいます。
それを不合格!といきなり言われても何が悪かったのか分からなくなるのも無理はありません。
そこで、再現答案を他人に見てもらうという方法が一番良いと思います。
私は不合格が判明した後少なくとも5人くらいの合格者に再現答案をみてもらいました。
精神的につらいかもしれませんが、合格した人の意見を聞いてみると合格者の思考の流れや分析力が見えてきます。
また、自分の答案を冷静な第三者の目にさらすことで自分でも気が付かなかった答案のクセや論点の覚え間違いに気が付くことができます。
なので、敗因分析としては自分の中で何がいけなかったか書き出してみたりして考えることはもちろん、他の人に助けを求めてみるのがとても大事なのかなと思います。
合格者に話を聞く
私は不合格になってから合格者の友人に連絡をしてどうやって合格したのか話を聞かせてもらいました。
自分なんかと誰も話してくれないかと思いましたが、皆様とても温かくお話をして下さりました。その後の浪人期間も合格者の友人にずっとずっと助けられてなんとか二回目に合格ができました。
中には友人のお知り合いの方というあまりご縁のなかった人もいますが、不合格になってしまって…と伝えるととてもやさしくノウハウやおすすめの教材を教えてくれました。
こちらからお願いする前に、再現答案を見ましょうかと言ってくださる方もいて本当にありがたかったです。絶望感に打ちのめされていましたが、色々な方と会って話してみることで辛い気持ちを整理することができました。
短答のリハビリ
それから、全く勉強しないのも怖いので敗因分析の隙間にまた少しずつ短答の練習も始めました。
私は短答が大の苦手で一回目の受験の時は短答に時間をとられ直前期の論文対策がおろそかになってしまいました。
なので今度こそ短答に足を引っ張られたくないと思って短答のリハビリも始めました。
リハビリといっても短答過去問パーフェクトを頭から解いていくというものでしたが、前回できていたのに今回できなくなっていたり忘れてしまっていたりする問題がとても多かったのでこれは早急にやっておいてよかったなと思います。
勉強仲間を見つける
自主ゼミの闇という記事でも書きましたが、司法試験において一人で勉強し続けることは結構大変です。ずっと一人で勉強していても、自分の間違いに気が付いて軌道修正できないまま突っ走ることになってしまう危険がありうるからです。
私は自己完結型の人間だと思っていたのでずっと一人で勉強していましたが、仲間を見つけて勉強を始めて以来、自分のできないところや逆にできているところに改めて気が付くことができました。
やはり論文は人様にお見せするものなので仲間に読んでもらって伝わらない文章はおそらく司法試験採点委員の先生方にも伝わりません。文章力を上げるためにも仲間と組んで勉強したり答案を交換したりするのが良いと思いました。
以上、不合格発表直後にしたことをまとめてみました。
おそらく今は敗因を分析して体勢を立て直すための時期だと思います。そのために上記の事が参考になればと思います。

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