こんにちは。 今回は自分がロースクールや司法試験の勉強を経て健康が悪くなったお話について書いていきたいと思います。自戒です。
私は小さいころから運動が得意ではなく、休み時間も静かに本を読んでいるタイプでした。いわゆる陰キャです。中高で部活を始めたところ先輩が恐ろしいので体を鍛え始めました。大学入学後も、私はキャンパスから一時間以上ある場所に住んでおり、月曜日から土曜日まで授業を入れていたのでラッシュ時に重たいリュックを背負って通学し、そこそこ健康だったと思います。
しかし、大学4年生の予備試験、ロースクール入試あたりから体調がおかしくなっていきました。まずは不眠に悩まされるようになりました。勉強のストレスと合格へのプレッシャーで自律神経の乱れがあったように思います。
そして、めでたくロースクールに入学。前の記事で書いたのですが、私はもともと勉強がとてもできるわけではありませんでした。予備試験に合格する友達が続出する中、ロースクールにて頑張ろう!と思って入学したものの、ロースクールでは私の天敵、ソクラテスメソッドが待っていたのでした。
ソクラテスメソッドが何か分からない方に一応ご説明しますと、要は先生に指名されて出された質問にその場で答えるだけです(ソクラテスメソッドの話はこちら)。
簡単な人には簡単、しかし私は緊張してしまうのか、勉強が足りないのか、それとも絶望的にどこかが悪いのか、質問された瞬間に答えるという作業がとても苦手でした。答えられるまで質問は続きます。その時間が終わっても次の授業の予習、復習が山のようにあります。自分の無能さに絶望し、ご飯が食べられず朝になると食べたものを嘔吐してしまう日々が続きました。
だんだんロースクールの予習やソクラテスメソッドのコツがつかめてきても、次は定期試験です。そのころには拒食が収まっていても、勉強が忙しくて一日中自習室に籠ります。夜遅くまで授業があって、生活リズムも崩れます。そして陰キャなので運動してストレス発散という発想はありません。慢性的な運動不足でした。
そして、ロースクールの1年目の秋学期にはお馴染みのストレス性の胃痛に悩まされることに。図書館の階段をあがるのでさえしんどいほどの胃痛が私を襲い、前かがみになって歩くしかありません。ついに病院に行ったところ、逆流性食道炎、胃腸炎になっていると診断され、薬をもらう日々が始まりました。
そのころから、周囲でも首や腕にサポーターをつけていたり、冷えピタを貼って勉強していたり、学期の途中でいなくなったり、ゾンビのような顔をして階段を息を切らして上っている学生が目につくようになりました。
ここで誤解を避けるために書きますが、ロースクール生活自体はつらい事も多かった反面、とても楽しかったです。小学生から大学院まで、いつの学生生活が一番楽しかったかと訊かれたら間違いなくロースクールと答えると思います。自分のための勉強をさせてもらえるし、友達もたくさんできて、楽しい事が本当にいっぱいありました。
しかし、新型コロナウイルスの流行により、とうとう学校での対面授業ができなくなり、ロースクールもオンライン授業へと移行しました。もともと少なかった運動が通学という運動がなくなったためほぼゼロに。腹筋が衰え、腰痛になりました。
また、友達と気軽に話せたり対面で授業が受けられないストレスが蓄積し、気が付けば胃痛の薬、腸の調子を整える薬、神経を安定させる薬、鎮痛剤、腰痛対策と満身創痍になっている自分がいました。また、肩こりや血流が悪くなることでほとんど常に頭痛、吐き気、めまいに襲われていました。眩暈と吐き気がひどく起き上がることすらできない日もありました。
まさか健康体な自分がここまで健康を悪くするとは思わなかったので、気が付いた時にはさすがにショックでした。これを解消するには運動しかないと思い、運動をなるべく増やして今に至ります。今は大分落ち着いていますが、筋トレや有酸素運動を怠ると眩暈と吐き気が再発するので気を付けています。
このお話で伝えたかったことは、司法試験に限ったことではないのかもしれませんが、長期的な勉強をする際は運動も欠かせないということです。そんなこと当たり前じゃないか!と思われますが、私は実際自分がなってみないと分かりませんでした。なので、これを読んでいる皆さんには私と同じ目に遭ってほしくありません。みんなで一緒に体を鍛えましょう。スクワットをしよう。なんだか野球部の勧誘文句のようになってしまいましたが、今回のお話はこれで終わりです。

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